膜構造建築物は、屋根や外壁に膜材料を用いた建築物で建築分野における新しい技術です。

品質の確保・向上のための委員会体制

一般社団法人 日本膜構造協会では、膜構造建築物の品質の確保・向上を図るため、以下の委員会体制のもと活動を行っています。
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技術標準の整備

膜構造の品質の確保・向上を図るため、膜構造の建築物・膜材料等の技術標準として、以下の規準・指針を定めております。

  • Ⅰ. 膜構造建築物品質管理規程
  • Ⅱ. 膜構造建築物維持保全指針
  • Ⅲ. 膜材料等品質規準
  • Ⅳ-1. 膜体加工指針(膜材料・テント倉庫用膜材料)
  • Ⅳ-2. 膜体加工指針(膜構造用フィルム)
  • Ⅴ-1. 膜構造建築物施工指針(膜材料)
  • Ⅴ-2. 膜構造建築物施工指針(膜構造用フィルム)
  • Ⅴ-3. テント倉庫建築物施工指針

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膜体加工工場登録制度

膜構造に係る適切な品質を有する膜体を製造することができる膜体加工工場であることを表示することにより、消費者の選択の一助とすることを目的として、膜体加工工場登録制度を整備し、協会独自の総合的な品質確保の活動を行っています。令和4年度より、一層の高い品質での加工ができる工場であることが確認された工場を「上級グレード」として認定し、公表するとともに、新たな建築材料として膜構造建築物に使用できることとなった膜構造用フィルムについての加工ができる工場を登録・認定の対象に加えることとしました。

関連資料

定期点検制度・定期点検者登録制度

膜構造建築物の維持保全・改修等の重要性から、定期点検制度を整備するとともに、膜構造建築物の定期点検を行う技術者の資質の維持向上を図るため、一定の経験を積んだ専門技術者を対象に講習を行い、考査に合格した者を登録する、定期点検者の登録制度を実施しています。

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膜施工管理技術者登録制度

膜構造・テント倉庫の施工は、十分な知識を持った工事監理者の数が限られているため、施工管理の立場を担う技術者は、より重い責任と確かな技量が要求されます。このため、協会では自主制度として、一定以上の膜施工の経験・知識・技量のある技術者を対象に講習を行い、考査に合格した者を登録する、膜施工管理技術者登録制度を実施しています。

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膜体部分の張替え

我が国において恒久的な膜構造建築物が建設されるようになってからほぼ30 年が経過しています。膜構造建築物の経年による構造安全性能の低下は、膜体部の劣化が主因となることから、膜体部を張り替えることにより、より長期間、安心して膜構造建築物を使用することが可能となります。膜構造建築物の所有者・管理者や維持保全に関係する方々が、膜体部の張替えの要否をご判断いただけるための資料として、『膜構造建築物の膜体部張替え判定の手引き』を作成いたしました。

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