面内捩りを受ける円形張力膜に発生するしわの実験

詳細内容
発行年 1993年
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タイトル 面内捩りを受ける円形張力膜に発生するしわの実験
著者 宮村倫司、小田憲史、半谷裕彦
概要 しわに関する問題として、面内に捩られる円形張力膜のしわがしばしば取り上げられる。本論文では、この問題に関して行った実験の方法およびその結果を報告する。最初に、これまでに行ってきた有限要素法による分岐解析の結果[7]、ならびに、過去にMikulasによって提案されている理論解[3]との定量的な比較を行うために、等方性弾性体であるプラスチック系のフィルムについて実験を行う。1軸引張試験により材料定数を求めてから、初期張力導入時の膜面の歪を測定し、応カ状態を把握する。その後で、捩りモーメントと回転角の関係および初期張力の大きさとしわの形状の関係について調査する。次に、直交異方性ならびに材料非線形性を有する各種膜材料に対して、発生するしわの形状を観察し、その特徴を述べる。