骨組膜構造の膜応力の信頼性解析のための基礎式に関する研究-摂動式による信頼性関数の誘導-

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発行年 2015年
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タイトル 骨組膜構造の膜応力の信頼性解析のための基礎式に関する研究-摂動式による信頼性関数の誘導-
著者 加藤 史郎(豊橋技術科学大学名誉教授)・吉野 達矢(太陽工業)
概要 諸外国の鋼構造等の設計では荷重抵抗係数法(LRFD)が使用されることが多い。骨組膜構造の鋼構造部分の設計でLRFDが適用される場合にあっては膜部分についてもLRFDの適用が望まれる。しかしながら,現状は膜部分の信頼性解析の研究の蓄積が少なく,また,許容応力度設計との関連性も十分には検討されていない。本稿では,膜のLRFDの開発を目指すにあたり必要となる信頼性解析の方法について,その基本式の展開を試みる。膜の信頼性解析は,まだ研究段階であり,一定の方法があるわけではない。したがって,ここでは試みとして定式化を記述する。今後の研究によっては,本記述とは異なるより適切な方法が開発されることを期待しつつ膜の構造解析の基本,および,信頼性を支配するパラメータによる摂動を基本として信頼性関数の誘導を行う。