ばねストラット式張力膜構造に関する基礎的研究

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発行年 2006年
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タイトル ばねストラット式張力膜構造に関する基礎的研究
著者 中島肇、斎藤公男、黒木二三夫、岡田章
概要 張力の存在によって安定性を計る張力膜構造にとっては膜材料の応力弛緩による張力の消失は極めて本質的な構造問題となる。我が国における張力膜構造の構造設計は、応力弛緩に対して「張力再導入」という維持管理作業を前提として通常行われているが、管理費や作業の困難さといった観点から、実行に対する信頼性に問題があると考えられる。本論文はこれらの状況や問題点に着目したものであり、「維持管理までを含めた張力膜構造の構造性能に関する信頼性確保」を目的として、膜材料の応力弛緩に対する対策について、張力再導入を不要とする「ばねストラット式張力膜構造」の提案と有効性の検討に関して論じている。