膜構造の定着部における応力伝達機構に関する研究 -ボルト定着部における膜材料の伸長および破断性状-

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発行年 2005年
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タイトル 膜構造の定着部における応力伝達機構に関する研究 -ボルト定着部における膜材料の伸長および破断性状-
著者 金煕均、河端昌也
概要 膜構造は構造的安定性確保のために、膜面を張力状態に維持する必要がある。膜構造の定着部は、膜面に張力を導入する機能と、膜面が受ける応力を鉄骨などの境界構造へ伝達する機能を持つ重要な部分である。本研究では膜構造における定着部の定着方式が膜材料の破断性状や耐力に及ぼす影響について把握し、定着部を含めた膜構造の破断時の応力状態と応力伝達機構を解明することを目的とする。本報は、ボルト定着部試験体について1軸引張試験を行い、ボルト定着部の破断進行状況の把握やエッジロープおよびゴムの硬さ、またボルト締付トルクの違いをパラメータとして耐力評価を行う。これにより、定着部のボルト定着加工が膜材料の破断性状に及ぼす影響について検討する。