A種膜材料の表面性状が屋根雪の滑雪特性に与える影響について

詳細内容
発行年 1996年
PDF ダウンロード/download
タイトル A種膜材料の表面性状が屋根雪の滑雪特性に与える影響について
著者 山口英治、伊東敏幸、苫米地司
概要 本研究では、A種膜材固有の滑雪特性を明らかにすることを目的に実験を実施した。実験は、代表的な5種類のA 種膜材を対象として静摩擦およひ動摩擦について滑雪面に介在する水分量を変えた実験を実施した。さらに、この実験結果を用いてA種膜材の表面性状との関係を検討するため、表面租さおよび撥水性を示す接触角について測定を行った。その結果、A種膜材の滑雪傾向は、他の屋根材料と異なり滑雪面に介在する水分量が少ないほど滑雪に有効的であることが明らかになった。従って、 A種膜材は、滑雪面に介在する水分量の影響を受けるため、エネルギーの投入方法やその制御方法について十分に検討する必要がある。