伸張特性の異なるETFE フィルムを用いた膜構造の構造挙動に関する考察

詳細内容
発行年 2021年
PDF ダウンロード/download
タイトル 伸張特性の異なるETFE フィルムを用いた膜構造の構造挙動に関する考察
著者 河端昌也(横浜国立大学)、 堀口雄矢(AGC)、 有賀広志(AGC)
概要 ETFE フィルムは透明性や耐候性に優れており,動植物園やスタジアム,建築物の屋根・外壁等に採用されるケースが多い。ETFE フィルムは織布を有する膜材料に比べると強度・剛性が低く,降伏点を超えると大きな塑性変形を生じる。また常温では降伏点の1/2~2/3 以上の応力度でクリープやリラクセーションが顕著になるなど,フィルム特有の性質を設計で適切に考慮することが不可欠である。本論文では,伸張特性の異なる2 種類のETFE フィルムの機械的特性を比較したうえで,これらが膜構造の構造挙動に及ぼす影響について考察する。