片持ち形式のスタジアム屋根の風荷重予測に関する基礎的研究

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発行年 2019年
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タイトル 片持ち形式のスタジアム屋根の風荷重予測に関する基礎的研究
著者 瀧澤 峰義(横河システム建築)・岡田 章(日本大学)・宮里 直也(日本大学)・廣石 秀造(日本大学短期大学部)・森下 諒(日本大学)
概要 スタジアムの片持ち屋根架構は、軽量性や採光確保の観点から、仕上材に膜材料が用いられることが多く,設計上は一般に風荷重が支配的となる。また、スタジアムのような特殊な形状では、風洞実験により風荷重分布等の評価が行われており、この点に着目した研究は数多く報告されている[1][2]。一方で、風洞実験において、スタジアムの断面に幅を持たせた2次元簡易縮尺模型の形状やフィールドを挟む風上・風下側の建物相互の影響に関しては、報告事例が少なく、基本構造計画用に有用なデータは未だ整備されていない。以上を踏まえ、本報では、片持ち屋根を有するスタジアムを対象として、模型形状と風上側の建物の有無が風力特性に及ぼす影響を把握すると共に、構造計画時に利用可能な風荷重データの蓄積を目的として、風洞実験およびCFD解析による検討を行う。