骨組膜構造鋼屋根の支持方法の一提案とその耐震有用性に関する検討 屋根がRC下部構造で支持された場合

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発行年 2018年
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タイトル 骨組膜構造鋼屋根の支持方法の一提案とその耐震有用性に関する検討 屋根がRC下部構造で支持された場合
著者 加藤 史郎(豊橋技術科学大学)・出口 隆史(豊橋技術科学大学)・中澤 祥二(豊橋技術科学大学)
概要 骨組膜構造鋼屋根は、骨組膜構造の基本骨組であり,また一般の体育館等の骨格としてしばしば使わる。この構造では周辺ピン支持あるいはローラー支持が多用されている。この種の屋根の空間構造では既往の地震による支持部のベースモルタルやアンカーボルト等の破壊や支持部近傍の部材の損傷が際立っている。被害の多くは,設定したルーズホール長さを超えて下部構造が大きく変位することに起因していると想定される。本研究は,これらの損傷を回避するため,RC 下部構造と上部骨組の間にルーズホールを設けることなく RC 下部構造の上に直接に曲げ系部材を設置する方法,また下部 RC と鋼の下弦材をフラット・バーで接合する方法を提案し,この方法の有効性を検討するとともに,RC 下部構造降伏時における当該構造の地震荷重を安全側に概算した。