骨組膜構造の限界耐力計算に関する基礎的研究

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発行年 2004年
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タイトル 骨組膜構造の限界耐力計算に関する基礎的研究
著者 中澤祥二、加藤史郎、吉野達矢、小田憲史
概要 既往の研究より、地震動によって骨組膜構造を構成する膜の振動が励起される可能性は小さく、安全限界レベルの入力に対しても,膜が破断するような応力は発生しないことが想定される。しかし、膜の応答性状については、未検討な事項も残されており、骨組膜構造の支持骨組や支承部、下部構造に対しては、耐震設計を行う必要がある。本研究では、骨組膜構造を対象とし、時刻歴応答解析することなく、設計地震力に対応した構造の弾塑性応答性状(加速度,速度,変位,断面力)を精度良く推定する方法を限界耐力計算法を基礎として提案する。提案した手法による応答推定値と時刻歴応答解析結果を比較することにより、本推定手法の精度と適用範囲を検討する。