膜構造物の雪処理に関する研究

詳細内容
発行年 1990年
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タイトル 膜構造物の雪処理に関する研究
著者 大塚清敏、城攻、本間義教、宮川保之、増茂貞、岡田宏
概要 札幌において、ドーム状の屋根開閉式膜構造物の屋根雪処理に関する一連の実験、解析を行なった。実験は、多雪地域の膜構造物の雪処理システムの開発をめざし、融雪・滑雪による除雪をすみやかに行なうための設備設計の基礎資料を得る目的で行なった。実験では、ドーム屋根の温風融雪状況、膜材上の滑雪性状の支配因子である雪の静摩擦係数・引張強度について調べた。融雪実験に関し、模型ドームでの融雪能力、融雪効率について考察した。滑雪については、簡単な数値モデルを開発し、実験で得られた滑雪に関する諸量(静摩擦係数、引張強度)の妥当性について評価した。さらに実大ドームでの融雪能力、滑雪状況に関する検討も行ない、札幌で予想される最強降雪に対する雪荷重についての検討も行なった。